2018.10.09(Tue) ゆくる
いろいろな見方、考え方を無視していませんか?考え方を緩めましょう!
さて、認知の偏り10パターン。シリーズ第3弾。
今日は「選択的抽出」について復習です。「心のフィルター」と言うこともあります。
これは、世の中のある1点にだけ注意を向け、その他の側面を無視してしまうかのような考え方です。
このような考え方のクセが強くなると、”注意を向ける1点”は主に欠点に相当するものに注意が向けられがちです。
何かミスをした時、その他にいくら”できていること”や”得意なこと”、”役に立っていること”、”成功したこと”があっても、その事実には目が向かず、ミスしたことばかりに注意が向き、「自分はなんてダメなやつだ!」「もうダメだ。解雇されるに違いない」などと、極端な思考になってしまいます。
逆に、”自分に都合のよいことだけ”に目が向くパターンも。
いくつかある事実の中から、ある1点を選択して抽出してしまうので、「選択的抽出」と呼ばれます。
あるいは、いくつかある事実にフィルターをかけ、ある1点だけフィル―を通過させてしまうので、「心のフィルター」とも言われます。
日常生活や仕事の場面で、このクセが過剰に強く出てしまうと、正常で冷静な判断に疑義が生じてしまいがち。
このようなクセを緩和する手段は、まず自分のクセを認識すること!
自分は心のフィルターが強いタイプだ!という認識を持つことです。そして、そのようなクセが出ているかも?と気づいたら、周囲の人に相談してみましょう。
「わたしは、こう考えているんだけど、あなたはどう思うか教えてくれないかな?」
「ちょっと、クセが出ているみたい。私は正しく事実を見れているか、相談にのってくれない?」
などと、周囲の人を頼ってみましょう。
新たな一面に気がつくかもしれませんよ!!
障がい者の就労支援の現場では、このような自分のクセを知る機会(プログラム)も用意されています。
思い当たる方いませんか?
見学、体験の連絡、いつでもお待ちしております。