2018.11.14(Wed) ゆくる
他人は大きく、自分は小さく、そんな見え方してませんか?
認知の偏りシリーズ後半戦!
今日は「拡大解釈と過小評価」についてです。
みなさん、双眼鏡を覗いたことはありますでしょうか?
今日、扱う偏りはまさに双眼鏡の視点、「双眼鏡のトリック」です。
双眼鏡は見るものを大きく見せますよね!?これが拡大解釈の側面です。自分の失敗や相手の優れたところを、必要以上に大きく考えて、捉えてしますクセを指します。
「あの人はあんなにできているのに・・・。」「こっちの方はなんて素晴らしい人間なんだ、それに比べて自分って・・・。」「あぁ、なんでこんな単純なミスを・・・。なんて自分は愚かなんだ。」
こんな考え方をしてしまいます。
また、双眼鏡を逆から覗いたことはありますか?
逆から覗くと見えるものを小さく見せてしまいます。これが過小評価。自分の成功や相手の課題点を、必要以上に小さく考えて、捉えてしまうクセのことです。
「これぐらい出来て当たり前。褒められるようなことじゃないよ。」「それぐらいの失敗、大したことないさ。元気出して!」
こんな考え方です。
つまり、自分を低く見積もりすぎ、周囲の人間を高く見積もりすぎる。
自分に厳しすぎて、他人には寛容すぎる考え方のクセです。
「そんな失敗、すぐに取り返せるよ。落ち込むなよ。大丈夫さ!」と励ます一方で、自分が褒められたり、励まされると「いや、自分なんてひどいものさ。僕は無能なんだ。」と落ち込みすぎる人、周りにいませんか?
あるいは、あなたはどうですか?
自己評価と他者評価が全く一致することはないでしょう。そんなのは気持ち悪い!!
でも、自他評価のギャップが激しすぎると健全な生活に支障をきたすかもしれませんよ!
時には、周囲からの誉め言葉を素直に受けとってみてはいかがでしょうか?
その失敗は命に関わるほどの重大なミスかどうか、挽回できないものかどうか、冷静に考えたり、相談してみてはいかがでしょうか?
支援機関には専門の相談員がいます。ぜひ、私たちを活用してください。
あなたの混乱を整理するお手伝いをいたします!
※イラストはフリー素材です。