「最近、診察では目が変わったと言われました。」

１月末に就職が内定し、２月より勤務を開始した訓練生が診察状況を報告してくれました。

日々の訓練を見ていても、確かに目は以前より活気と自信にあふれ、笑顔が増えていますし、本人にもお伝えしました。

彼女の課題は自分の症状をコントロールすることでした。

日々、体調が変化してしまうようで、訓練開始当初はよく休んでしまったり、遅刻や早退が多くありました。過去の職場での嫌な思い出がフラッシュバックし、涙してしまうことも。

 

それでもあきらめず、前向きに自分を変えたいと訓練に参加し、最近ではしんどくても休まず、涙してもどうして涙が出たのか自覚でいるようになっていました。

訓練を通して役に立ったことを聞くと、「職場での声のかけ方、報告、手が空いた時にどうすればよいかという実践的な練習が役に立ちました。先日の実習で行動に移せました。」と笑顔で答えてくれました。

また、「体調を聞かれたら、前は大丈夫としか言えず、無理していましたが、今はどのようにしんどいか、どの程度しんどいかを伝えられるようになり気持ちは楽になりました。」とも話し手くれています。

 

自分を変えたいと訓練に参加され、変わったところはどこかという質問には、「相談できるようになりました。」とはっきりと答えてくれました。独りで抱え込まず、相談できる技術を身につけた彼女は、実習で活き活きと活躍され、そのまま内定となりました。

振返りでは、実習を担当してくださった店長が「やったぁー」と彼女と一緒に働けることを喜んでくれるほどです。

 

彼女のがんじゅへのイメージは【アットホーム】。

笑顔が増える事業所であり続けたいと思います。

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