2018.04.16(Mon) がんじゅ
障害者のある方の働き方を考える!
桜の季節も終わりましたね。
今年は速かった気がします。
さて、4月は新入社員をたくさん見る季節です。
障害を持つ方も例外ではありません!
働き方にはたくさんの考え方があります。正社員や契約社員という雇用形態でみることもできますし、製造業や事務職といった職種でみることもできるでしょう。
今回は障害者雇用における、「オープン」と「クローズ」をご紹介します。
オープンというのは、会社に障害を開示して働く働き方をいいます。
会社に障害者手帳を提示し、自分の障害を説明します。例えば通院日を確保しやすくなるなどのメリットが考えられます。あなたにとっては体調を維持しやすくなりますし、会社にとっては確実に通院し、障害をコントロールしてくれることで、仕事を任せることができます。
長く働く上であなたも、会社にとっても有益な配慮をとれる可能性が高まります。
一方で社員の全てにオープンにしなければいけないのか?
上手く自分の障害を説明できるか? などの不安も出てくるかもしれません。
就労移行支援サービスでは、このような不安への対処を練習し、就職後も会社に訪問することでフォローすることができます。
クローズというのは、障害を開示しない働き方です。
自分から積極的に障害を説明する必要はありません。
一方で、先程の例では、定期的な通院の時間は確保しにくいかもしれません。休日に診療していればいいでしょうが、どうしても平日診療という方もいるでしょう。
クローズの場合、就労移行支援サービスなどが行えるフォローアップは限定されてしまいます。あなたが積極的に開示しない働き方を選択したのに、支援員が会社を訪問しては変だからです。OB会での気晴らし企画や事業所へ来所してもらっての相談によって、長く働くことを応援していくことになるでしょう。
それぞれにメリット、デメリットがありますので、あなたにあった働き方を考えてみてはいかがでしょうか?
就労移行支援などのサービスを使って就労を目指す場合であってもオープンかクローズを決めのはあなたです。