2018.10.23(Tue) ゆくる
絶対に〇〇だ!本当にそれ、今決めつけていいの?!
こんにちは。
認知の偏り10パターンもいよいよ折り返し。第5弾!!の復習です。
今日は「結論への飛躍」あるいは「心の読みすぎ」と言われるクセです。
これは、非常に少ない情報や他者の発言、行動だけで、”その人がどう思っているかを決めつけて”しまうクセです。
しかも、それを本当かどうか、確かめようとはしません!
僕がこう言うと、彼女はきっと僕のことを嫌いになるに違いない!とか、彼が口をきいてくれないのは、私に怒っているからに違いない!とか、絶対に変な奴だと思われるに違いない!とか・・・・・。
誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
このようなクセが、生活のことあるごとに起こってしまうと、自分の周囲の人とのすれ違いが頻繁に起こり、人間関係がうまくいきません。
僕が〇〇と言っても、彼女は嫌いにならないかもしれないし、彼が口をきいてくれないのは、私に原因があるのではなく、職場で嫌なことがあっただけかもしれません。過去に似たような発言をして変な奴だと言われたことがあるのでしょうか?
他人がどう思っているかは、推測できても決めつけることはできません。
このようなクセが強い人は、素直に相手に聞いてみるといいでしょう。
「僕は〇〇だと思うんだけど、君はどうかな?」
「怒っているように見えるんだけど、私、何かしちゃったかなぁ?」
「勇気を出して素直に言うね。変だったらごめんね。僕は〇〇だと思うんだ!」
いろいろな言い方があるとは思いますが、少ない情報で物事を決めつけず、相手に確認を取るなどしてみましょう。
情報が少ないなら、集めることも有効ですね。
つまり、周囲から見ると、”結論を出すには早すぎるのでは?”といった状況や”なんでそうなるの?どこでそう決めちゃったの?”といった状況を産み出してしまいます。
だから、「結論への飛躍」と言うんですね。
皆さんも注意してくださいね。
こういったクセへの対処は、メタ認知を深めることが第一歩!
自分がどういったクセを持っているのか、「自分のことを知る」ことが有効です。
自分で気が付かないことも多いので、周囲の友人や家族に協力してもらってもいいですね。事業所では職員がその役割を担います!
ここでヒントです。
このようなクセが強い傾向の人は、次のような口癖を使うことが多いです。あなたは無いですか??
「~に決まっている」「絶対に~だ」「~できるはずがない」「~に違いない」
*イラストはフリー素材です。