2018.12.10(Mon) ゆくる
認知の偏り10パターンを知ろう!根拠ない決めつけ注意!
さて、認知の偏りシリーズが久しぶりの更新です。
今回は「感情的決めつけ」にクローズアップ!
少し前に話題になった”既読スルー”って言葉をご存知ですか?
LINEというアプリでコミュニケーションをとったりすると、こちらから送った内容が相手に読んでもらえたかどうかが確認できるものがあります。読んでもらえていれば”既読”とつきます。正確には送ったメッセージのページが開かれたというだけで、本当に読まれたかどうかは不明ですが、開いたなら読んだよね!というシステムです。
このシステムで、既読になっているのに、返信が来なかったときなどを”既読スルー”と言い、メッセージを送った側が不安になってしまったり、メッセージをもらった側が、急いで返信しなければ落ち着かないといった状況が生まれているようです。
さて、このエピソードに出てくる認知の偏りは、次のようなものです。
「メッセージが返ってこない。既読スルーだ。私は嫌われているに違いない。」と考えてしまうタイプです。
嫌われていると思っているのは自分ですが、それを根拠に、それが真実であるかのように確信をもってしまっています。
これ、ちょっと冷静になってみませんか?
相手は忙しいのかもしれませんよ? あるいは、スマホが壊れて返信できないのかも?
相手から、あなたは嫌いだと言われたのでしょうか?
もし、言われていないのなら、どうして”嫌いに違いない”と決めつけてしまうのでしょう。
これが、「感情的決めつけ」です。
自分の焦りや不安から感情的に決めつけてしまっており、実際には何の根拠もありません。
このような偏りに陥りやすいパターンは、しっかりと相手とコミュニケーションができていない場合です。
充分に相手とコミュニケーションしていないので、互いに何かを決めつけながら、物事が進んでいる状態ですね。
冷静に一呼吸おいて、相手に確認を取ってみましょう。
例えば、「メッセージ見てくれた?返信なくて不安です。何か気に障ることしていたら謝るね。」ぐらいでどうでしょう。
また、普段から充分にコミュニケーションをとっておきましょう。LINEなどは手軽で便利ですが、相手の表情や声のトーンは伝わらないし、相手の状況もわかりません。大事な話題の時には、注意して利用してくださいね。